小学4年生の息子が足首を剥離骨折:受傷から学校復帰までの記録
先日,小学4年生の長男が学校の階段で転倒し,足首を剥離骨折しました.
診断から土日をはさんで学校復帰まで,わずか3日間.その間に「移動手段の確保」という想像していなかった課題に直面し,車椅子の無料貸出制度にも助けられました.そして復帰からわずか4日で夏休みに突入——悩みはまだまだ続きそうです.
同じように子どもの骨折に直面したご家庭の参考になればと思い,時系列で記録を残しておきます.
受傷当日(金曜日):階段で転倒,夕方に剥離骨折と診断
7月10日(金)の朝,長男が小学校の階段で足を踏み外して転倒しました.
足首に強い痛みがあり保健室へ.患部を冷やして様子を見てもらいましたが,歩行が困難になり,足首にも明らかな腫れが出てきたため,学校から連絡があり,下校時刻に迎えに行くことになりました.
迎えに行った時点では,車椅子も松葉杖もない状態.息子は片足でケンケンをしながら移動していました.自宅は学校から近かったものの,後から骨折と分かった身としては,かなり無理をさせてしまったと感じています.
夕方に整形外科を受診し,レントゲン撮影の結果は足首の剥離骨折.医師からは次のような説明を受けました.

- 手術は不要,保存療法で治療可能
- 取り外し可能なギプスで固定
- 松葉杖を使用
- 完治までは約1か月程度
帰宅後にギプス固定を開始しましたが,ここで最初の壁にぶつかります.松葉杖がうまく使えないのです.移動速度は極端に遅く,本人も疲れてしまう.「月曜日から本当に学校へ通えるのか」が,家族全員の最大の心配事になりました.
週末:「松葉杖では無理」と判断し,車椅子を手配
土曜日,改めて息子の状態を確認しました.松葉杖での歩行は一応できるものの,非常に遅く,疲労も大きい状態です.
学校生活を想像してみると,課題は次々と浮かびました.

- 校内の移動(教室間・移動教室)
- トイレ
- 登下校
- 翌週に控えた社会見学
特に校内での移動は,松葉杖では現実的ではないと判断しました.
幸い,息子の学校にはエレベーターと多目的トイレがあり,車椅子を利用している児童もいることが分かっていました.そこで,車椅子の導入を検討することにしました.
社会福祉協議会で車椅子を無料で借りられた
車椅子はどこで手に入るのか.調べた結果,大阪市中央区社会福祉協議会に問い合わせました.
幸い介助用車椅子の空きがあり,無料で貸し出しを受けることができました.助かったポイントは次の3点です.

- 無料で借りられる
- 当日貸出が可能
- 小学生でも利用できるサイズがある
急な骨折で準備の時間がない中,本当にありがたい制度でした.お住まいの地域の社会福祉協議会でも同様の貸出を行っている場合が多いので,いざという時のために覚えておいて損はないと思います.
あわせて,送迎でお世話になっているシッター事業者にも状況を共有し,車椅子利用時の送迎について相談しました.前向きな回答をいただき,必要な介助内容を確認しながら対応を検討してもらえることになりました.
こうして週末のうちに,車椅子と送迎の目処を立てることができました.
月曜日:車椅子で初登校,学校へまとめて相談
週明けの月曜日,保護者が付き添って車椅子で登校し,教室まで送り届けました.
このタイミングで,担任の先生へ以下をまとめて相談しました.
- 車椅子での登校と校内移動
- トイレの利用
- 翌日の社会見学への参加
学校側はその日のうちに対応を決めてくださり,
- 車椅子での校内移動
- エレベーターの利用
- 多目的トイレの利用
が可能となりました.さらに,トイレ利用時には先生が付き添ってくださることになり,安心して送り出すことができました.
事前の連絡なしに当日の相談となったにもかかわらず,即日で受け入れ体制を整えてくださった学校には本当に感謝しています.
火曜日:社会見学にも車椅子のまま参加
初登校の翌日,火曜日には社会見学がありました.午前中のみ,電車で移動して大阪科学館を見学し,プラネタリウムを鑑賞するという行程です.
「車椅子で電車移動を伴う校外学習に参加できるのか」——正直,難しいかもしれないと思っていました.
医師からは「社会見学程度であれば参加可能」との説明を受けており,本人も強く参加を希望していました.月曜日に担任の先生へ相談したところ,その日のうちに補助の先生を追加で付けていただけることが決まり,翌日の社会見学に車椅子のまま参加できることになりました.
本人はこの社会見学をとても楽しみにしていたので,参加できると分かったときは心からホッとした様子でした.親としても,骨折で色々なことを我慢させている中,楽しみにしていた行事に参加させてあげられたことは本当にありがたかったです.
相談の翌日が本番という状況にもかかわらず,迅速に対応してくださった学校に感謝しかありません.
夏休み開始:車椅子登校は4日間で終了,でも悩みは続く
大阪市の小学校は,7月17日(金)から夏休みが始まりました.
結果として,車椅子での通常登校は月曜日から木曜日までの4日間だけで済みました.
運が良かったのか悪かったのか——正直,分かりません.学校生活の負担が短期間で済んだという意味では助かりましたが,「せっかく学校側の受け入れ体制が整ったところで夏休み」という,なんとも言えないタイミングでもありました.
そして,ここからが本番かもしれません.長い夏休みの始まりです.
我が家では夏休み中,いきいき(学童)の利用を予定しています.しかし,

- いきいきでの車椅子利用は可能なのか
- 毎日の送迎はどうするか
- 暑い時期のギプス生活をどう乗り切るか
- 治るまでの1か月,プールや外遊びができない中でどう過ごすか
など,考えるべきことは山積みです.
学校という「日中の居場所と見守り」がなくなる夏休みは,骨折した子どもを抱える共働き家庭にとって,むしろ登校期間より悩ましいのかもしれません.このあたりは,また経過とともに記録していきたいと思います.
現在の状態と今後の見通し
受傷から1週間あまり,現在の様子です.
良い点として,食欲はあり,腫れも悪化しておらず,学校生活を乗り切ることができました.一方で,外くるぶし側の腫れはまだ強く,内側も押すと痛みがあり,松葉杖歩行はまだ不安定です.
一般的な剥離骨折の経過としては,1〜2週間で痛みが軽減し,3〜6週間で腫れが改善,約1か月でギプス卒業を検討するという流れが想定されるとのこと.当面は車椅子中心の生活とし,無理な歩行を避け,再転倒の防止を最優先にしていきます.
今回の経験から学んだこと
最後に,今回の経験を通じて感じたことをまとめます.
- 小学生の松葉杖生活は想像以上に大変:大人が思う「歩ける」と,学校生活で必要な移動能力にはかなりの差があります
- 車椅子は「甘やかし」ではなく安全確保の手段:再転倒すれば治療期間はさらに延びてしまいます
- 社会福祉協議会の車椅子無料貸出制度は非常に心強い:無料・当日貸出・子どもサイズありは本当に助かりました
- 行事参加も諦める前に学校へ相談を:当日の相談でも,補助の先生の追加など迅速に対応していただけました
- 学校・家庭・医療機関の連携が重要:週末に家庭でできる準備を整え,週明けに学校へ相談したことで,登校初日から必要な配慮を受けられました
- 骨折後は治療そのものより「移動手段の確保」が大きな課題になる:これは経験して初めて分かったことでした
- 長期休みのタイミングと重なると課題が変わる:学校の見守りがなくなる分,学童や家庭での過ごし方が次の悩みになります
子どもの急な骨折は,いつどの家庭に起きてもおかしくありません.我が家の悩みはまだ続きますが,この記録が同じ状況に直面した保護者の方の参考になれば幸いです.夏休み編は,また改めて書きたいと思います.
