大阪市の保育料2人目無償化始まります
自宅近くの認可保育園は倍率が高く入れなかったこともあり,我が家の3人の子ども達は認可外保育園にお世話になっています.
唯一,3人目の娘は現在通う認可外保育園が0歳児は受け入れていないため,昨年度1年間だけ小規模の認可園に通っていました.
無償化でどれぐらい得する?
認可外保育園に通う我が家には影響ありませんが,来月2024年9月から始まる「第2子の保育料無償化」は適用範囲も広がり,複数の子どもを持つ家庭にとっては大きな恩恵を受けられる改正になります.
住民税の額によって保育料は決まっていますが,最高で月額¥70,600(年間¥847,200)が無償になるというのは,かなりのメリットではないでしょうか.
変更ポイント
1)児童のカウント方法の変更
これまで,第1子,第2子とカウントする際に,小学生以上は対象外となっていました.そのため,上の子が小学生になってしまうと,保育料が変更になってしまったりと,制度自体が複雑になっていました.
それが,今回の改正で年長順にカウントする方法に変更されます.
2)第2子の保育料の無償化
カウント方法の変更に加えて,これまでは第2子半額,第3子無償だったものが,第2子も無償となります.
目立った形では記載されていませんが,以前までは所得によって子どものカウント方法に差がありました.今回,その制限も撤廃されたので,制度的にもわかりやすくなりました.
まとめ
今回,制度の変更によって無償になる対象が増えることは,複数の子どもを持つ子育て世帯にとっては,とてもありがたいことです.
それに加えて,無償化の対象が分かりやすくなったのも大きいメリットです.
私の3人目の子どもは,昨年度認可保育園に通っている際には,大阪市から住民税の問い合わせが来たり,保育料に関して窓口まで行って問い合わせても,その場で回答がもらえなかったことがありました.
上の子が小学生だったり,認可外保育園に通っていたことに加え,前年度に夫婦で約1年間育休状態だったので,住民税がほぼ非課税だったことが原因だったようです.
保育料に関しては,追加請求されることはあっても,さかのぼって還付されることはないようなので,制度が複雑なのは利用する側にとっても不安でしかありません.
保育料2人目無償化によって,認可保育園を利用したいと思う方は増えるでしょう.次に取り組んで欲しいのは,保育園の質の向上です.そのためには,先生達の待遇改善など,保育園側も恩恵が受けられる施策が必要ではないでしょうか.