アレルギー表示に「カシューナッツ」追加へ!わが子のアレルギー体験から思うこと

子育て中の親にとって,食品アレルギーは本当に心配な問題ですよね.
私の息子も「クルミアレルギー」があり,初めて症状が出たのはクルミパンを食べたときのことでした.
突然のアナフィラキシーに,本当に肝を冷やしました.
そんな経験もあり,アレルギー表示の対象が広がるという今回のニュースは,個人的にも大きな意味があります.
参考:アレルギー表示義務、カシューナッツを追加 消費者庁(日本経済新聞)
カシューナッツが表示義務に!
消費者庁は,2025年度中に「カシューナッツ」をアレルギー表示義務の対象に加えると発表しました.
これまでは「小麦・卵・えび・そば」など8品目でしたが,最近はナッツ類のアレルギー発症例が急増しており,対応が強化されるとのことです.
調査によると,2023年に確認された木の実アレルギーのうち,
- クルミ:916件
- カシューナッツ:279件
- マカダミアナッツ:69件
- ピスタチオ:50件
と,カシューナッツはクルミに次いで多く,重篤な症状が出たケースも37件にのぼるそうです.
ピスタチオも「表示推奨」に
また,ピスタチオについても症例が前回の2.2倍に増加しており,「特定原材料に準ずるもの」として表示が推奨されます.
ピスタチオやマカダミアナッツなど,今後もナッツ類は注意が必要です.
わが家での対応
ナッツ類のアレルギー症状は重篤な反応を起こす場合があり,またナッツの種類によって症状が出たり出なかったりするので,普段の生活における対応が難しいです.
最近のお菓子には,香り付けにナッツ類を使用していることがあります.外食やおやつ選びのときに,
- 「これは食べられるのかな?」
- 「表示に抜けはないかな?」
と,毎回チェックするのは本当に神経を使うので,基本的に「今まで食べたことのないおやつはやめておこう」と子どもとは話をしています.
アレルギー表示の拡充は,子育て家庭の安心につながる
最近はナッツを使ったお菓子やパンが本当に多いので,こうした対応はありがたいです.
それと同時に,食品を扱う事業者側の「ラベルミス」が多いことも問題になっているとのこと.
「ラベルの貼り間違い」「入力ミス」「原材料の見落とし」などが実際に多数報告されているそうです.
まとめ:表示拡充はスタートライン,私たちにもできることを
アレルギーは,見た目では分からないだけに,正しい情報と周囲の配慮が命を守ります.
家庭ではもちろん,外食の際には必ず店員さんにアレルギーがあることを伝えることも大切です.
アレルギー表示の拡充は,子どもたちがより安全に暮らせる社会づくりの第一歩.
子育て世代として,このニュースをきっかけに,もっと安心できる環境が広がっていくといいなと思います.