大阪市の保育料2人目無償化始まります
JoyNote@1981
女医の夫(理系)の日常
厚生労働省から2023年の出生率と出生数のデータが発表されました.
いずれも過去最低を更新し以下の数値でした.
日本の出生率、最低の1.20 データで読み解く今と未来:日本経済新聞
その他の人口動態に関するデータが厚生労働省のHPに掲載されています.
令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況:厚生労働省
その中で気になったのが,出生数の先行指数とも言える「婚姻係数」に関するデータ
婚姻件数がコロナ禍をきっかけに2020年にガクッと下がっているのですが,一時的な減少ではなく,減少傾向に歯止めがかかっていません.
そして,この20年間で30歳を起点とした晩婚化が明確に進みました.
振り返ってみれば,私が就職した頃はまだ「30歳までに結婚して…」という人生設計が一般的だったような気がします.現在では,製造業である私の会社の若い子たちも,結婚する気配もなく30歳に近づいている後輩が多くなった実感があります.
それに加えて,2002年をピークに減少を続けていた離婚件数,離婚率が下げ止まって,上昇傾向が始まったようにも見えます.
これらのデータは,少子化がますます深刻な問題となっていくことは避けられないことを示しています.
しかし,コロナ禍という大きな変化を受けて,「柔軟な働き方」や「子育て支援の充実」,「経済支援の強化」などの変化が生まれていることも事実でしょう.
マイナス思考にならずに,問題に対していかに前向きな対策を講じることができるかが,私自身の子供たちにとっても未来を描く鍵です.